quote:ノキア社のノキア6820はメール携帯である。6820は非常に制限のあるデバイスでありながら,携帯電話,およびPDAとしてライバルより,十分な51個のキーボードによって楽に作業できる。わたしたちは,未来にすべての携帯電話が,QWERTY配列のキーボードをカバーの下に持つかもと感じている。電話として,90点。PDAとして,55点。
7600の発売(過去記事)が待ち遠しいノキアだが,2ヶ月ほど前に発表され,The Registerのレビューも出てきた6820。日本での記事はMYCOM PC WEBの記事で。やっぱりフルキーボードの状態にしたときのインパクトが大きい。PCのキーボードに慣れている人なら,これで手間取ることなくテキスト入力ができるだろう。キーを小さくすると打ちにくくなる,大きくすると携帯電話としてのサイズが大きくなる,その間をうまくとらえているかもしれない。まぁ,日本語ではカナ入力もあるので発売するのは難しいかもしれないが,ほとんど英語でのやり取りばかりという人には,都合がよさそうだ。と,それ以前に,物欲を刺激するものがある。
「携帯のメールが好きな女の子は多い。そして携帯でメールを打つことに慣れている女の子とメールのやり取りをしなくちゃいけないときは,ほとほと苦労する。よくこんな短い時間でこんな長いテキストが打てるものだと感心するんだけど,それより返事に時間がかかる。そりゃ時間をかければできるんだけど,途中でパソコンで送ろうかと考えてしまう。だから,6820はとても助かる。6820があるから,彼女ともメールのやりとりをしていられるといえる。
…彼女とは,とっても近くにいても,メールで会話していることがある。大学で同じ教室にいても,メールで話している。ほかにもメールを打っている人は多いから,誰もボクたちがメールをし合っているとは気付かない。それにしても,なぜ直接話さず,メールなんだろう? 彼女に訊くと,話したいときは話しているし…,いや? と答えた。ボクと違い人と話すのが苦手ってわけでもない,まぁいいかと思って自分の席に戻ろうとすると,彼女は付け加えた。メールで話しているとね,考えてから,伝わるから,わかるの,自分と,あなたと。そのときのお互いを,大事にしたい。だから,ね」。
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